« 鞍数(自分用メモ) | トップページ | 焼き伊勢うどん »

2006年4月11日 (火)

シナン

シナン (上)シナン(上・下)(夢枕獏 著 中央公論新社)

 オスマントルコ全盛期の建築家のお話。全然知らなかったのですが、この本を読んでからトルコのガイドブックを見たら、エディルネのモスクなど代表的な建築物のところに名前がちゃんと書かれていました。今度トルコに行く機会があればエディルネも行ってみよう。

 上下巻に分かれていますが活字も大きいし行間もゆったりなので分量的にはそれほどでもありません。シナンという人は元々はキリスト教徒で、イエニチェリに入るために改宗したそうですが「キリストもアラーも単に人間がつけた名前にすぎないんだから、どっちでもいい」というような話は、もしかすると神様にこだわらない日本人作家だから書けたことかもしれない。私としてはミケランジェロがシナンに言った言葉「とにかくいっぱい仕事をしなさい」というのが耳が痛いというかなんというか ^^;

 時代の背景をもう少し知りたい人は緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件(塩野七生 著:朝日文芸文庫)がお勧め。時代も登場人物(シナン以外)もほぼ同じです。

|

« 鞍数(自分用メモ) | トップページ | 焼き伊勢うどん »

トルコ」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/153269/9543337

この記事へのトラックバック一覧です: シナン:

« 鞍数(自分用メモ) | トップページ | 焼き伊勢うどん »